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プレステージ

The Prestige
☆☆☆☆
2006年 アメリカ
原題:The Prestige


19世紀末のロンドンを舞台に、互いに激しいライバル心を募らせる2人の天才マジシャンの壮絶な確執とその顛末を幻想的かつトリッキーに描いたミステリー・サスペンス。
(あらすじは面倒なので転載)
-----------------

クリストファー・ノーラン監督というと
もはやちょっと映画が好きの人なら、普通に知っている感じですね。
「メメント」「バットマン・ビギンズ」「ダークナイト」あたりで
私もすっかりおなじみという感じになりましたが、
そのクリストファー・ノーランを監督に、
クリスチャン・ベールやらマイケル・ケインという
これまた新バットマンシリーズでおなじみの顔だったり、
ヒュー・ジャックマン(@ウルヴァリン)などなど
結構なじみのある顔が多いのでした。

というわけで、
奇術、マジックが大衆娯楽である世界を舞台に
奇術師二人の仁義なき戦い(爆)を描いた映画です。

まずはネタバレ抜きでの感想ですが、
面白かったです。
時間軸をいじってイキナリ初っ端で事件を見せておいて、
それから遡って顛末を語っていくという
「メメント」でもそういう体裁でしたが、
こういう構成だと、結構読解力と記憶力を要求されるんですが、
イベントの取捨選択が上手いんでしょうね。
普通に通しで観ていて「あ、なるほど」と
数十分前のシーンを思い出してつながることができるという
この構成力はさすがです。

マジックというのは、
「確認(プレッジ)」、「展開(ターン)」、「偉業(プレステージ)」
という三つの段取りを踏む、ということが冒頭で語られますが、
その通りに話は転がり、あっと驚く最後の種明かしには
思わずほほーと唸ってしまいました。
サー・マイケル・ケインのおかげで爺分もきっちり補給できましたし(笑)
二時間と、そこそこの長さではありますが
なかなか楽しめたのでした。

以下ネタバレで↓





・ファロンのやつはぜんぜん喋っていなかったから、
種明かしにもなるほどなーと納得だ。

・まさかのテスラドライブ(←まちがい)による分身人間誕生オチにもビックリ。
そういえばシルクハットやネコは増えていたな。

・しかし、お互いに大人気ないというか、しゃれにならんことをお互いにやってるんだが、
costをいろいろ支払った(ずっと支払っていた)とはいえ
最後、アンジャーが一方的に負けて終わったのは、なんとなく釈然としないね(^^;
まあ、本人は「ビックリを成功させた」ということで
ある程度の満足はしていたんだけど。
ボーデンが勝ったことが鼻についたのは、
やっぱ「娘」とか、その辺の親子の絆みたいな要素を
前に出してきた感があったからだろうか。
守るべき家族があるからハッピーエンドにたどりつけました、みたいな。
そういうアメリカちっくな「家族愛ですべて正当化」なにおいが感じられてしまいまして。
いや、まあたぶん勘繰りすぎではあるんだろうけどね。

・そもそもの発端(アンジャーの妻の事故死)が
ボーデンの慢心から発したものだっただけに、なおのこと納得が…
みんな死んでおしまい、で良かった気もする。

・つーか、「コールドロウ卿」としていちおう存在していたはずのアンジャーを
殺しちゃって、大丈夫だったんだろうか?
そして「ファロンはボーデンの娘の養育を認められなかった」はずなのに
最後、普通に娘を引き取って行っちゃったのは、OKなんだろうか?
この辺は、たぶん突っ込んだらいけないところなんだろうけど(^^;

・傍観者であるマイケル・ケインのカッターが
全編通して爺分として癒し効果があったのは、
最初にも書いたが個人的に良かった点だな(笑)
この人のイギリスなまりの英語を聞いてると安心するのだ。
で、常識人みたいなことを言ってるくせに
嬉々として罠に落ちたファロンを棺おけに詰めてるのにはワロタ。
(後になって思うと、あの時に生き埋めになったファロンに対する
ボーデンの激しい狼狽っぷりというのが、
オチへの伏線でもあったんだな。)
まあこの時は、とっておきの仕掛けをボーデンに台無しにされて
腹を立てていたというのもあったのか。

・結局、「人を呪わば穴二つ」を地で行ったような話ではあったんだが、
そこに加えて、マジックという「人を欺いてナンボ」という特別な職業の特異性、
それをなりわいにするということ、
その辺のエッセンスを混ぜ合わせたようなおはなしでした。
救いとか余韻とか、そういうのはあんまりないんだけど、
全体としての構成の「マジック」の種明かしで、あっと驚かされたわけだから、
それで万事OKな映画だったと言えるかも知れない。


 

theme : 映画感想
genre : 映画

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exciteブログの使いづらさにうんざりしてきたので引っ越しました。述べられている感想はあくまで私まんぼの極私的・個人的な感性に基づくものであり、作品の絶対的な評価というわけではありません…ということを一応断っておきます。

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